日本人論

システム思考

必然的な平行現象としてのウクライナ、イスラエル、台湾、北朝鮮をめぐる紛争戦争

梅棹忠夫の「文明の生態史観」が出版されたのは1974年のことだったので、ちょうど半世紀も過去のことになる。学生時代、インドとネパールを自転車で走った契機はこの本から受けた衝撃からだったし、その後新世界アメリカを学問を探求しつつ放浪...
ケア/ウェルビーイング

古代・現代日本、呪術としてのヘルスケア

薬師寺金堂 神社においては、薬、酒は人が神に祈り、変性意識を得たり健康を増進するための聖なるモノだった。あまり大きな声では言えないが、今でも大麻を栽培して神事に用いている伊勢神宮をはじめ、大神神社、石上神宮、薬師寺、法隆寺、熊野那智...
コラボレーション科学

朝護孫寺と厩戸の王

朝護孫寺の仏塔 昨夜は三輪山登拝の後、あの阿修羅に対面するために興福寺、そして薬師寺とまわってから奈良に住んでいる旧友と会ったりした後、信貴山の麓にある「音の花温泉」という味わい深くもあり庶民的な雰囲気の温泉でひと風呂浴びて...
システム思考

ああ大和にしあらましかば、大神神社と三輪山登拝

大神神社 紀伊半島を一周して伊勢、那智から潮岬を経て、すさみ、白浜、印南、和歌山、それから紀の川沿いに遡行して、橋本、五条を経て、遥々やってきました大和~!。薄田泣菫の詩「ああ大和にしあらましかば」ではないが、ここ数年、大和を放浪し...
システム思考

鎮守の森の先に潮岬があった?!

潮岬あたりの森は照葉樹、突端の岩場には釣り人が 潮岬灯台から波御崎神社の手前を左に曲って5分ほどやせ尾根を歩くと、鯨山見(くじらやまみ)という突端に着く。鯨山見とは、回遊してくる鯨を見張るための場所だ。滔々と黒潮が流れる潮岬は明るい...
システム思考

熊野那智大社と那智の滝

熊野那智大社 ことは昨年、2023年3月、九州東岸を佐多岬から自転車で延岡まで走った時に立ち寄った日向の美々津にさかのぼる。イワレヒコ(後の神武天皇)が畿内へと入る東征の第一歩を踏み出し日向灘へと船旅を始めたという伝承が残る地、それ...
アグリ・農的あれこれ

伊勢外宮、内宮で垣間見た縄文の痕跡と「歴史認識」

伊良子岬から伊勢志摩を望む 浜松に住んでいた子供時代から行動範囲は近所の子供たちに比べて広いほうで、東の天竜川、西の浜名湖というような範囲だった。大学学部以降、自転車に乗るようになって輪をかけて行動範囲は拡がり、西日本一周や東海道縦...
コラボレーション科学

岡山城にシステム的な賢慮を見る

全国国立大学看護部長会という会に招かれて岡山医療センターで「ポストコロナ時代のウェルビーイング・リーダーシップ~心理的安全基地と挑戦を育む組織・人材開発」という講演をやってきた。 前の日は夕刻まで都内の大規模急性期病院で組織...
コラボレーション科学

自営型人材&起業家精神カテゴリー

浜松から帰ってきたその晩、ベンチャー企業を経営していた頃の仲の良い4人仲間(我社を卒後、3人は大学教授、1人は中小企業診断士として活躍中)が都内某所に集まってわっと忘年会をやった。共通の話題は人材開発、組織開発、ウェルビーイングな...
ものつくり

縄文のモノツクリに息づく「あそび&こだわり」=イノベーションの源泉

縄文時代の協働、協力は、どのような姿だったのだろうか?好奇心にまかせて、いま、こんなことをつらつらと調べている。調べたことを、ある雑誌に頼まれた連載記事に寄稿し、講演でもよく言及している。多職種連携や、人と人とが協力して、なにかを...
システム思考

平井遺跡から諏訪大社秋宮、尖石遺跡で「立柱祭祀」の起源を探る

松本で看護協会から依頼のあった講演を済ませてから、あたりの気になる場所をドライブしつつ探訪。地方への講演旅行は、こういうひと時があるとなしとでは雲泥の差だ。以前から気になっていた、塩尻から、諏訪、そして八ヶ岳西麓の縄文遺跡と諏訪大社秋宮で...
スピリチュアリティ&宗教

カナダ・オンタリオ紀行(4)国歌O CanadaとLGBTQIA

Canadaという単語が今のカナダ連邦を意味するようになり、「O Canada」は、1980年に「国歌」として法制化されたとう経緯がある。案外、新しいのだ。 この国家の歌詞にはTrue patriot love in all...
シンクロニシティ

もみじ

八ヶ岳の麓で紅葉狩りを楽しんできた。 古典文学の時代から連綿と続く和歌の世界で、いにしえ人は花鳥風月の美しさ、はかなさを和歌に詠み込み、時代を越えて愛でてきた。桜ほどではないが、紅葉を詠んだ和歌も多い。 さて、和歌を詠...
日本人論

ジャパニーズvsグローバル?!

今年は面白い年で、日本語と英語の本を1冊づつ出版する。日本語の方は単著で、英語のほうはエディター(企画編集者)として。2つの言語を時に悪戦苦闘しながらも行ったり来たりして、なんとか同時並行的に書き終えつつある。いろ...
日本人論

英語で人生楽しくなる?!

どうやったら英語ができるようになるのか?という質問を、たびたび学生から投げかけられる。 「日々、最低 20 分英語に触れることから始めよう。NHKのラジオ、インターネット、テレビの英語プログラムがいいよ」、「高校の英語の教科...
モノ書き

鷲田小彌太先生の筆力に脱帽

<わが書斎の一角を占める> 2009年に開催された慶応義塾創立150周年記念事業の一環として開催された「未来をひらく福澤諭吉展」がたいそう面白かった。この記念事業の際に配布された「福澤諭吉展」の資料、史料が充実していて、諭吉研究者・...
医療サービスイノベーション

英語でシノぐ国際共同研究

今年からは科研費の国際共同研究が始まり、当地のカナダ人研究者とタッグを組んで、特にヘルスケア分野のInterprofessional Collaboration(多職種連携協働)によるイノベーション創発、サービスクオリティの向上、安全レベルの向上というテーマに取り組んでいる。
日本人論

新旧クリエーティブクラスが集まる場所

 <早春の八ヶ岳> 会社オーナー、上場企業役員、議員、弁護士、医師、作家、芸術家、高度専門職的自営業、投資顧問業者、サイエンティスト、高度なプログラマ、システムエンジニア、大学教授・・・・こういう人達のことをクリエーティブ・クラスと呼...
アメリカ

第18講:日本的経営あるいはジェームズ・アベグレン博士との対話

 日本的経営が揺らいでいる。半世紀にもわたり日本的経営について観察、助言、論評してきたジェームズ・アベグレン氏との邂逅(かいこう)を下敷きにして、日本的経営にかかわる問題を考えてみたい。日本的経営を支えてきた人事制度とその運用に焦点を絞り込...
アメリカ

第17講:若い世代が追い求める、「勤勉」と「幸福」の間にあるもの

 先月、「Everyone a Changemaker―世界を変える社会イノベーション―」というシンポジウムが開催された。趣旨は題名の通り、各自が“チェンジメーカー”になって、 それぞれのできる範囲で社会を良い方向に変えていこうというものだ...
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