3月は九州最南端の佐多岬から東岸を北へ北へと自転車で走った。On the road自転車放浪に哲学があるのなら、それは卑小な自分の存在を認めつつも明日に開かれた可能性を信じ「いま、ここ」で前を向いてゆく、という素朴(楽観的)な実存主義だと思う。そんなオン・ザ・ロード自転車放浪哲学を詩にでもしてみようか。
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風に乗って自転車が進む
夢を追いかけて走る
振り返れば轍
明日へと向かう旅路の途中で
いまここに立ち
いまここから走り出す
駆動するエンジンは自分自身
放浪の旅に出た理由を思い出しながら
走るだけ
自由気ままに旅を続けるのも楽しいけれど
自転車ツーリングは
自分自身を超える旅
風に吹かれ
夢に向かい
過去を振り返り
明日を追いかけ
いまここで呼吸を整え
いまここでチャレンジを続け
放浪の旅のなかで
自分自身と向き合い
前を向く
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