中山峠を越えて札幌へ

昨夜のキャンプサイト、洞爺湖の湖面から10メートルほどの場所。東に1キロ行ったことろはカーキャンパーで混んでいたが、この場所は人っ子一人いない静寂の地。

朝になって管理人らしき人が軽トラに乗って現れるが、テン泊料金をとるわけでもなく、さっと来て、さっと去っていった。結局、キャンプ代金はなし。多少セコイが、しめしめ。

昨夜は2時ころから風が強くなり、雨が降ってきた。フライシートは揺れ、雨が打ち付ける音が数時間続いただろうか。ペグを深めに打ち込んでおいて正解。明け方にはやんで、淡い朝日がテントと自転車を乾かしてくれる。

洞爺湖北岸から285号線を登って、230号線にぶち当たる。去年は一本東側の岩内洞爺湖線を登ったので、今年は、285号線をチョイス。朝一番の登りはコタえるが、登り切ってしまえば、丘陵地帯の伸びやかな風景がサイクリストを迎えてくれ、なにもいうことなし。

高原で、至福の時間。

ほどよいアップダウンを繰り返して着いた留寿都は今回で4回目の訪問となる。そこから真狩までちょっと登ってあとは気持ちのよい下り道。

<真狩の丘陵地帯にて>

観天望気。真狩から羊蹄山を振り仰ぐと、山容の西側には入道雲が湧きたっている。たぶん午後3時くらいには雷雨か。倶知安方面から反時計回りに羊蹄山を回るプランを変更して、このまま、京極キャンプ場へ。

キャンプ場でテントを設営して、温泉に入るや否や、羊蹄山を包み込む空が暗くなり、落雷と豪雨のオンパレード。だから観天望気は大切だ。倶知安方面に走り出していたら、今頃はずぶ濡れの濡れネズミだったことだろう。

京極のスリーユーキャンプ場はいい。テント泊は500円、温泉があって、コンビニも至近。昨年に引き続き、今年もここに。

<京極スリーユーキャンプ場>

翌朝は、小一時間ゆったりした丘陵地帯を走り尻別岳を南西方向に臨む喜茂別へ。たゆたゆしい丘陵地帯のサイクリングは鼓動もそれほど上がるわけでもなく、ストレスもなく実に気持ちがいいものだ。

<金山峠から後方羊蹄山をのぞむ>

喜茂別からはだんだん高度を上げ、中山峠へと。昨年は中山峠スノーシェルターを出たところで力つきて休んだことを想い出す。今年も同じ地点で休憩。峠登りはいつもしんどい。本当にもうやめたくなる、自転車ツーリング。

でも峠に着けば、斜面との悪戦苦闘もたんなる「いい想い出」に切りかわる。40年以上、これを繰り返している自分は、バカとしかいいようがない。脳内に分泌するエンドルフィンの作用は本当に不思議だ。

麓の定山渓までは30分位の快走につぐ快走。一陣の風となって中山峠を駆けおりる。途中、トンネルの中で長い輪状の針金を前輪に巻き込ませ、あわや顛倒のインシデント。

からくもトンネル内で体勢を立て直し、ことなきを得る。ほーっ。

定山渓の向こうは札幌だ。3泊4日と短いながらも充実した自転車ツーリングだったなぁ。

明日から2日連続で市内の大学で集中講義だ。毎年、この季節、大好きな北海道を低コストでチャリで走ることができるのは、この大学がサイクリストである自分を招聘してくれるからだ。あらためて感謝の気持ちを抱きながら、快適なルートを一路北上し、札幌の街を目指す。

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