勤労感謝の日に懲りずに勤労講演


勤労感謝の日。勤労に感謝しつつ、たっぷり休養を取りポジティブなエネルギーをチャージして労働力を提供する準備をする日、それが勤労感謝の日だそうな。

ところが、今日は休日どろこではなくZoomで講演に駆り出された。いやはや。休日はよほどのことがない限りメールさえも返事をしない主義なのだが、とあるVIPの方経由依頼された講演だから対応せざるを得ない。

いやいや、「対応せざるを得ない」などと無精なことをいうべきではなく、講演依頼があるだけ世に必要とされてる証なのだから、「喜色満面で講演対応すべきだ」という気持ちがないわけでもない。面倒だ、いや、面白くやろう、億劫だ、いや喜びの気持ちをもってやれ、というネガティブ感情とポジティブ感情が相剋する。

とはいえ、やはり話始めるとあっという間の90分。講演の時間は、トークをするというジョブに創意工夫のクラフティングの手を加えるので、ジョブクラフティングだ。もっとも、準備段階でのスライドづくりも立派なクラフティングだ。同時に、自分のアイディアを効果的に聴衆に伝えるという手作りの営為に没頭するのでフロー体験(チクセントミハイ)をもたらしてくれる。そしてフローはまごうかたなきポジティブ感情の一大源泉だ。だから、終わってみれば講演者はポジティブな経験を深めたこととなり、感謝である。

講演によって、専門知識を核とする話題提供のジョブクラフティングもでき、自分のアイディアを聴衆に伝える際に創発するフロー体験も積めるのだから、講演とははやりクリエイティブな活動なのだ。

ということで、今日は理学療法士の方々に人材開発(human resources development)とウェルビーイングの話題を提供。そもそも、医療専門職はテクニカルな教育は受けるのだが、マネジメントやリーダーシップ教育は後手後手の状況だ。だからせめて人的資源や人的資本の考え方と実践手法は、継続教育で対応しなければいけませんね、という話だった。

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