札幌市内のとある病院と共同科研費プロジェクトをやっている。その共同研究のミーティングで札幌へ飛んだ。
毎年、夏は札幌市立大学の集中講義と自転車ツーリングとを絡めて北海道に来ているが、冬の北海道は何年ぶりかだ。タイミングよく大寒波の襲来とともに、何年かぶりにチロリアン・シューズを履いて、いそいそと札幌へ。札幌の夜、研究の打ち合わせを終えてから研究仲間と連れ添って札幌雪まつりが開かれている大通り公園へ繰り出した。
ラグビーで盛り上がった”All for One”ならぬ”All is One”などという一見白々しい?キャッチコピーも、雪のモニュメントの壮大にデザインされた透明感溢れる白さが際立つと、白々しさを越えてそれなりに真摯な訴求力を増すように思える。
雪が持つ力のせいなのか。デザインの力のせいなのか。雪の持つ流麗なパワーをデザインの力で引き出しているということか。
雪の白はライトアップがよく似合う。地が白なので、どのような色でも透き通るように美しく映え、各種の雪像の造形美と相まって、上質なコントラストを札幌の夜空に浮き上がらせる。夏の大通り公園も大好きだが、冬の大通り公園もまたよいものである。
北海道通いは当分続きそうだ。
コメント