謹賀新年

まずは明けましておめでとうございます。

年末あたりから忘年会がつづき、正月は、家族や親戚とおせち料理や焼き肉を食べながら、まったりしている。・・・とゆきたいところだが、年末に急に頼まれた改訂版の本の原稿書きや、今年に出る予定の新著本の原稿などで、時間をとられている。

時間がとられる、というよりも、むしろ、このシーズンは大学は休みなので、まとまった時間をとるには今しかないので、先に進めているといったところだ。

原稿のほうは、日本語と英語もものを同時並行的に進めている。やはり母語の日本語で書くほうが早いし、楽しめるものだ。英語のほうは、しょせん第二外国語なので、緊張感があるし、語法や用法を調べながら書くので時間もかかる。

どのような言葉を紡ぐにせよ、本を書くというのは、言語そのものに由来する楽しさ、緊張感、葛藤感の上に、文章にあたる木々を構成する、それらの集まりの森を構成する、といった楽しさがある。前者を鉢に譬えれば、後者は鉢に生けられた盆栽のようなものなのかもしれない。いずれにせよ、心理学を援用した療法で「箱庭療法」なるものがあるそうだが、原稿書きというのは、ある種、自己に対する暗喩的な治癒効果があるものだと思う。

どちらか一方を集中してこなすよりは、同じローマ字入力のタイピングで、日本語と英語を行ったり来たりすることで、いろいろ刺激になっていいのかもしれない。日本語の本のほうは、周りの方々にも読んでいただけるし、教え子が、出版記念のブックトークや宴会などを企画しているので、こういったことも心なしか楽しみだ。

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