高田馬場の栄通りで会社を経営したいた頃の幹部諸氏があつまって忘年会。面白くもなんともない義理に縛られ形式ばった忘年会など軽くパスするのだが、実質が伴う旧知の仲間との忘年会は万難を排して足を運ぶ。
会社(カンパニー)はM&Aスキームで売却したが、いい仲間(カンパニー)はネットワークに残っていて、いまだに年末に参集。それぞれが別々のキャリアを歩み始めたのであるが、現在は3名が大学教授、1名は中小企業診断士兼有力出版社編集者。
期せずして、それぞれが人的資源マネジメント、組織開発、人材開発、組織学習、ウェルビーイング、キャリア開発といったキーワードが交差するフォールドを専門としている。えげつない利害関係はとうに消失して、専門は隣接しているので共通の興味、好奇心をそそるサブジェクトには共通項が多い。
したがって集えば雑談は盛り上がり論談風発で、ジョブ・クラフティングとその組織開発系コンサルティングへの応用についてアイディアをたくさん得ることができた。これこそ、会社経営で得た有難い社会関係資本というべきだろう。ソーシャルキャピタル>>>>キャピタルゲイン(つくづく)。
そうこうするうちに年末には大学のサイクリングクラブの乱痴気騒ぎ系の忘年会が、同じ高田馬場の栄通りの「清龍」で開催される。こっちは趣味的同類項のゆるいコミュニティだ。仕事系同類項でも趣味的同類項でもよい。ポジティブ感情を生みだす「場」を共有できる、そしてそのような「場」をクラフティングできる仲間というのは大切なものだね。
鮭のように、体に染みついた生まれた川の香りをたよりに高田馬場栄通りという「場」へ回帰するのか!?
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