今は昔の皮と紙の古典古代的「手帳」

Grad. schoolを終えた年から2008年まで20年使ってきたCoachのスケジューラ。BostonのNewbury streetあたりで求めたもの。

それ以降、各種プロジェクトワーク、原稿の〆、クライアントとの面談、旅行の日程、アウトドアのダンドリ、etc…いろんなことをこれ一冊でマネジメントしてきた。

いかんせん、Coachのスケジューラは皮と紙からできているので重い、重い。ブリーフケースの中でもけっこうな容積をとられてしまう。野外に持ち出すことも多々あり、ザックの中や自転車のフロントバックの中にしまっておくことも。

疲れるわ。こんなん、やってられんわ!

で、2008年あたりからクラウドにこれらを全部ぶちこむことにした。紙に書きとどめておく習慣がずいぶん長かったのでなんとなく不安もあった。でも、この不安、まったくの杞憂だった。

現在のワーク環境の90%はクラウドにガバッと移行している。

①スケジューラ、スケジューラにヒモついたノート

これだけでも、革新的だった。航空会社から送られてくる予約や決済確認のメールを貼っておくなどして、一元管理。iGoogleのToDoリストとの連携でさらに使い勝手がよくなる。

②Evernote

アイディア出し、ひとりブレスト、原稿、記事草稿おこし、メモ、etc…これは使える。使い勝手のいいほぼ無限大に拡張できる雑用ノート、画用紙といった感じ。

③Picasa

大容量の写真の保管に便利。いったん、ここに貯めておいてからブログなどのメディアに移す時に使う貯蔵庫のようなものだ。

④facebook

その時々の記憶や記録のクリップや自分ログや交流が中心だったのだが、このところ、Group機能をつかった各種コミュニティでのヤリトリが盛んに。Professional系の濃い議論や情報共有にはなかりパワフル。Cornell同窓会、Ivy leagueの集まりなんかもすべてここ。当初はまったく予想していなかったんだが、仕事の依頼もfacebook経由でやってくることが増えた。

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昔の皮と紙から出来上がっている「手帳」というメディアは旧態依然とした古典古代的シロモノ。今では、上記のサービスを、デスクトップPC、Mac Book Air、スマホで連携してカシャカシャやって使っている。

皮と紙からできていたCoachの手帳が、スマホに化けたという感じだが、それぞれ連携がとれるので知的生産性はぐっと上がっているように思える。

手帳ではコマギレの情報カンリだけだったものが、ネット系デジタル/クラウドを使うことによって、コマギレとコマギレの間に関係性が生じて、かつ外部への拡張性、こちらがわへの浸潤性、双方でのヤリトリがやりやすくなった。

あとは、それらを使いこなす、こっちがわ=人間のキャパを上げることが課題だ!

 

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