日本海のサンセット

40年ぶりにおとずれた鯨波海岸は、初秋の気配のなか、コロナ禍の影響もあってか人影もまばら。このあたりを一緒に走ったI藤君は、なにする人ぞ?しばらく会っていない、自転車仲間のことが妙に思い出された。

今晩は、青海川オートキャンプ場でソロキャンプだ。テントを設営してからクルマで20分ほどのところにある長峰温泉へ。夕方、すぐそこの日本海の海岸である青海海岸に打ち出でてみると、そこは、黄金色に輝く夕日の世界。

このキャンプ場のオーナーは、漁師も兼ねている。彼が今日捕ってきたサザエと天然ものの岩ガキを格安の値段で分けてもらいビールを飲みながら食らいつく。漆黒の夜空には北斗七星と北極星、そしてその向こうにはカシオペア座が鎮座している。

夕日を眺め、夜空の星をまんじりと無為のうちに見つめる時間の流れに身をまかせるということは、アラスカに行った3年前からほとんどなかったような気がする。案外、贅沢とはそのようなものなのかもしれない。

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