人間学

オン・ザ・ロード自転車放浪哲学

九州東岸の日向の浜 3月は九州最南端の佐多岬から東岸を北へ北へと自転車で走った。On the road自転車放浪に哲学があるのなら、それは卑小な自分の存在を認めつつも明日に開かれた可能性を信じ「いま、ここ」で前を向いてゆく、という素...
よもやま話、雑談

佐多岬から宗谷岬までcape to cape 2700km

学部学生2年の夏に、当時住んでいた埼玉県大宮市から九州の最南端、佐多岬まで自転車で62泊して往復したことがあった。当時メンバーだったサイクリングクラブの合宿を真ん中に挟んだ単独の自転車ツーリングだった。毎日朝から夕刻までは150k...
コラボレーション科学

多職種連携のコラム連載が終了、その効果やいかに?

めっきり春めく日々を迎える弥生3月。そんななか、全6回の多職種連携に関する連載コラム執筆を終えた。とある商業誌からリクエストがあって応じたものだ。論文ではなく商業誌に乗せる事例紹介、雑談、エッセーの類でも書き始めれば創造的なアウト...
ウェルビーイング/イノベーション

Self-Organizationあるいは「自己組織性と社会」

新春早々、目が覚めるようなビックニュースに触れた。なんと、東工大時代の恩師の一人である今田高俊先生(東京工業大学名誉教授)が天皇皇后両陛下に講書始の儀でご進講されたのだ。 講書始の儀にて御進講されたテーマは「自己組織化の時代...
よもやま話、雑談

令和5年(2023年)謹賀新年。超越、ご縁、幸福感。

富士宮から振り仰いだ富士山 年末にコロナに罹患して、書斎で寝起きして(家庭内隔離)、ボーッとしながらも、昨年買いためてきた本を読んだ。書斎に布団を敷き、下から本棚を眺める風景もオツなものか。軽症ながらもコロ助からの警鐘を体内で聞きな...
アントレプレナーシップ

Decision Makingあるいは意思決定・決断

2018年に振り仰いだデナリ山 2022年も年の瀬。ベンチャー企業の経営していたころの仲間が高田馬場で集まってワイワイ飲んだ。人生は意思決定や決断の連続だ。重い意思決定、軽い意思決定、その後の人生に大きな影響を及ぼすものもあれば、さ...
ものつくり

縄文のモノツクリに息づく「あそび&こだわり」=イノベーションの源泉

縄文時代の協働、協力は、どのような姿だったのだろうか?好奇心にまかせて、いま、こんなことをつらつらと調べている。調べたことを、ある雑誌に頼まれた連載記事に寄稿し、講演でもよく言及している。多職種連携や、人と人とが協力して、なにかを...
システム思考

平井遺跡から諏訪大社秋宮、尖石遺跡で「立柱祭祀」の起源を探る

松本で看護協会から依頼のあった講演を済ませてから、あたりの気になる場所をドライブしつつ探訪。地方への講演旅行は、こういうひと時があるとなしとでは雲泥の差だ。以前から気になっていた、塩尻から、諏訪、そして八ヶ岳西麓の縄文遺跡と諏訪大社秋宮で...
ウェルビーイング/イノベーション

グローバル研究エコシステムのコラボレーション

この数年間、科研費でヘルスケアの多職種連携の研究を進めている。科研費で共同研究病院を開拓し、調査用の尺度を活用してサーベイ・システムを作り、データを集め、内外の研究メンバーでデータベースを共有し、役割分担を決めて日本語や英語の論文...
サービス思考

カナダ・オンタリオ紀行(5)深刻な看護師の大量離職

カナダにやってくる直前に、看護経済・政策研究学会の第12回学術集会で、会長講演なるものをした。テーマは、看護労働市場の特性と看護師人事諸制度の問題~看護経営学の視点から~。そんなこともあり、いい機会なので、オンタリオ州内の看護師不...
スピリチュアリティ&宗教

カナダ・オンタリオ紀行(4)国歌O CanadaとLGBTQIA

Canadaという単語が今のカナダ連邦を意味するようになり、「O Canada」は、1980年に「国歌」として法制化されたとう経緯がある。案外、新しいのだ。 この国家の歌詞にはTrue patriot love in all...
デザイン思考

カナダ・オンタリオ紀行(3)街のドーナツ屋さん

ブロック大学構内のティム・ホートンズ 国民的ドーナツ&コーヒーショップといえば、元アイス・ホッケー選手だったTim Hortonが創業したTim Hortonsだ。1964年にオンタリオ湖の西の端になるハミルトンでオープンしたのが、...
よもやま話、雑談

カナダ・オンタリオ紀行(2)ナイアガラ川の国境

ナイアガラの滝のすぐ下流に架かるレインボーブリッジは、日本のレインボーブリッジよりも古い。レインボーブリッジはアメリカとカナダの国境をまたぐ川の上に架かる橋だ。 レインボーブリッジは、1938年に川の氷が詰まって崩壊したハネ...
人的資源開発

カナダ・オンタリオ紀行(1)ナイアガラの滝

ナイアガラの滝は圧巻 コロナ禍のため、カナダに来ることができなかったこの2年。今年は渡航制限が緩和されたこともあり、3年ぶりにオンタリオ州、セントキャサリンズ市にあるブロック大学にやってきた。カナダ短期留学で学生の引率が目的だ。当地...
ウェルビーイング/イノベーション

多重課題、多重タスクをしのぐ7月

(7月は上高地あたりを散策したいものだが、さにあらず・・・) 梅雨明けの酷暑がいったんは納まり、しのぎやすくなった。だが忙しい。どうして、オレはこんなにも忙しいのだろう、と思ってしまう。大学時代の同じクラブにいた旧友たちは、のきなみ...
交友

自転車仲間執筆の「インドを走る!」再読、友とはいいものだ

左がビデオ記録、右が立派に書籍化された「インドを走る!」 インドとネパールを一緒に走った旧友(フンケーの友)が書いた旅の記録をパラパラと再読。いやいや、何度読んでも面白い手記だ。同じサイクリングクラブOB親友のマムラ師がビデオを編集...
システム思考

診療報酬制度改定のたびに記事を書く

いろいろ忙しい毎日に加え、学外からの仕事も降ってくる。だから、また忙しくなる。商業誌の仕事はあまり受けないようにしているのだが、強く(というか上手に)頼まれればやはり断りきれない。出版社のほうも出版社で、断りにくいような面白い企画...
よもやま話、雑談

ミモザのリース

ちょっと前になるが、今年も庭に咲いたミモザでリースを作ったみた。それを自転車のリアキャリアに乗せてみる。 ミモザの花言葉はどれも可憐なものばかりだ。「感謝」「友情」「エレガンス」「密かな愛」など。 ミモザは、マメ科・ア...
よもやま話、雑談

燎原の火

1か月くらい前、いつものサイクリングロードを走っていたら、野原が火事になっているではないか。道行くサイクリストは唖然として立ちすくみ、近在の住民の方々も当惑した面持ちで火事の現場に駆けつけてきた。そのうち、消防車が数台やってきたて...
ウェルビーイング/イノベーション

拙著「多職種連携を推進するコラボレーション大全」を今月末上梓

謹賀新年。 過去3年間、科研費のおかげで亀のような歩みではあったが、まあ、いろいろと研究が進んだ。ひとえに、複数の共同研究病院の幹部の方々、分担研究者やカナダ、アメリカ、ヨーロッパに散らばっている国際共同研究者とのコラボレー...
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