システム思考

システム思考

新著・チーム医療と多職種連携のシステム科学の再稿ゲラ

昨年12月から執筆してきた本の原稿の再稿ゲラをチェックしている。ゲラはアナログの極致で、赤のボールペンで手書きで加筆修正を書き入れてゆく。デジタル化が急激に、幅広く浸潤している出版界隈だが、編集者と著者の間の、最終段階の作業は、ゲ...
コラボレーション科学

坂東太郎を越えて茨城県立医療大学へ

茨城県立医療大学の全学FD会で多職種連携の話をしてくれ、という依頼があったので、1月の末に滔々と流れる坂東太郎(利根川)を越えて、たおやかな筑波山の山稜を愛でつつ、当地まで小さな旅を楽しんできた。去年、一回授業をしたので、茨城県立...
システム思考

COVID19の地域感染に備えて医療機関がただちに準備すべきこと

以下は、Johns Hopkins Universityの Eric Toner, MD, and Richard Waldhorn, MD がFebruary 27, 2020 の時点で公開した重要文書を訳出したものです。 COVID-...
システム思考

健康医療情報学の英語本

昨年、学術出版社のSpringer Natureから依頼されて書き進めてきた原稿が佳境にはいりつつある。2つのユニークな視点から描いて書いている。 ひとつめは、情報という視点。ヘルスケアのイノベーションを情報という視点から大...
システム思考

新型コロナウイルス(COVID-19)リスクと同調圧力の先読み

新型コロナウイルス(COVID-19)の市中感染が、つぎのフェーズへ移行しつつある。因果関係を追って感染ルートを明確に把握できるフェーズではなく、不特定多数の持続的市中感染 (community acquired infectio...
ウェルビーイング/イノベーション

手帳を捨て去った生活、11年目

<かつては、重度の手帳人間だった> 10年以上前は、絶えず手帳を持って生活していた。仕事はもちろんのこと、なんとアウトドアで使うリュックや自転車のフロントバックにも携行していた。スケジュール、連絡先、アイディアのメモ、すべてが手帳ベ...
システム思考

2019北海道自転車キャンプ・ツーリング装備

<羊蹄山の麓、京極のキャンプ場にて> 2019年の自転車キャンピング装備の記録。 毎年夏の北海道自転車ツーリングでは、アウトドアサバイバルツールを一式積んで野宿生活。ツーリング自転車という自転車の車種には、生活を積んで移動...
システム思考

次期ツーリング自転車、納車!

せっせと研究し、研究成果を書物として出版し、そして得た印税を原資として(汗)、700cツーリング自転車を赤羽のサイクルショップ玄の吉澤玄三さんにオーダー。 自由に書いては走る、自由に走っては書くという生活にあって、自転車は「自...
アメリカ

ホスピタリティXヘルスケアXデザイン思考融合の新たな地平線

  久しぶりにアメリカの東海岸に旅してきた。母校のコーネル大学で開かれたSymposium Hospitality, Healthcare, Design 2016に参加するためだ。   ああ、コーネルはいいなあ。return t...
ウェルビーイング/イノベーション

看護サービスX情報学Xシステム思考

このところ、医療機関の現場や各地の看護協会での講演活動を通して看護と情報学(インフォーマティクス)、システム思考がますます接近していることを実感している。とくに倉敷中央病院で2日間カンヅメになって看護を含む多職種のチーム医療トレーニング...
アグリ・農的あれこれ

自然資本と有機農業

  「土と健康」という雑誌と東洋学園大学の古谷力先生のfacebookのエントリーを眺めていて、パッと面白いアイディアが浮かんできた。「自然資本」(natural capitalism)という考え方で有機農業を捉えてみるというアイディ...
システム思考

システミック・デザイン思考(Systemic Design Thinking)のススメ

Design ThinkingはSystems Thinking の派生ととらえてみると、シックリくる。システム思考のルネッサンス、あるいは新しい潮流がデザインの領域に起きているのである。そのビジブルな動きのひとつがStanford d...
ウェルビーイング/イノベーション

複雑系適応システムズ(complex adaptive systems)

複雑系適応システムズ・・・ 複雑性はそれを見る人の目のなかにある・・・と言われるように、システミックなモノゴトを見る時には「構え」が本質的に大事になってくる。 2011.3.11の3日前のことだ。東工大の木嶋先生に呼ばれて、THE ...
アントレプレナーシップ

院内起業家だらけのワクワク府中病院

(2012/02/03 医療サービスマネジメント調査でインタビュー) 病院っていうのは、ワクワクするような所ではない。医療崩壊が喧伝される昨今、そこで働く医療スタッフも疲れ気味だ。でも、生長会府中病院のスタッフはとてもイキイキしている...
ケア/ウェルビーイング

アメーバになった病院

(2012/2/03医療サービスマネジメント調査のためインタビュー) まさか、病院という建物がアメーバのように半透明になったわけではない。 松下記念病院は、京セラ式の「アメーバ経営」を独自に医療機関向けにカスタマイズした手法をフル活...
システム思考

札幌から知床岬まで全行程人力移動の旅(4)~知床岬海岸線縦走2日目~禁断の岬

4:30、泥のように一晩寝て見ざめると、ほどなくして朝日がオホーツクの海に浮かび上がる。 8月の末とはいえ、さすがに朝夕の知床の海岸線は冷気が満ちている。 昨夜の満月といいい、今朝の朝日といい、好天に恵まれる至福に感謝だ。 食事を済ま...
システム思考

世界のソトとウチ

上のマップで言うと、伝統的な経営学やマネジメント論は、左側のアプローチが中心。一般性、因果律、効率、根拠、論理といったものが重視される。サイエンスの体裁をとろうとするほど、経営学やマネジメント論は、むろん、このアプローチが中心になってく...
システム思考

根本問題(root problem)とメンタルモデル(mental model)

 (ウルグアイのムヒカ大統領のスピーチ)   人間社会と地球社会が抱えているのモンダイはフクザツだ。いや、複雑すぎる!   だから複雑な問題を解決する手法も、いきおい複雑になってくる。   問題ってなんだ?   そして、...
ものつくり

ボルタ君、「ものこと」つくり、町おこし

ボルトならぬボルタ君というそうだ。室蘭へ行った友人からのお土産。ボルトを加工していろいろな造形を試みる。たとえば上の写真は「自転車に乗るボルタ」。 サイクリストの僕にとっては、大変うれしいプレゼントなり。 このボルタくん、実は、室蘭...
ウェルビーイング/イノベーション

医療サービス:新しい5S-KAIZEN-TQMの展望

5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)というと、ブリヂストン(当時はブリヂストンタイヤという社名でした)の新入社員研修で工場にカンズメになって教えられた思い出があります。そこでは、現場の精神だ、改善だ、などと教えられ、あまりいい思い出はあり...
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