システム思考

アントレプレナーシップ

松本ワンダーランド

長野県看護協会からシステム科学の視点で、医療看護の講演をしてほしいというリクエストがあったので、松本に行ってきた。5時間ぶち抜きの集中講演のあとは、テキストとして使用した拙著の和気あいあいのサイン会。ありがたいことです。講演は講演...
システム思考

商業出版=自己アバターづくりは複雑系ネットワークへの投資

大学に雇用されている研究者ならば、サバイバルのために論文の発表はもはやあたりまえというか必須。研究者にとってジャーナル論文の数(と質)はKPI(Key Performance Indicator)である。よって、3年間で論文0~1...
よもやま話、雑談

唯識所変のIndra’s Net

いいものを書けば読者の気持ちに響くものだ。読む方からすれば、いい本を読めばタメになる。響けば、明日からの行動も変わるかもしれない。「書く」と「読む」・・・これらの行為を通して、著者ー読者という二項的な図式を通り越して、読者は著者を...
ケア/ウェルビーイング

ハッピーな人はチームに協力する

医療従事者のwell-being(幸福感)が低下すると、ストレスや仕事の満足度が低下し、患者の安全性、患者満足度、コスト抑制にも悪影響をあたえる(Benzo et al., 2017)。 職場環境は、看護師が抱く主観的な幸福度はQ...
コラボレーション科学

ネットワーク展開型組織のハイブリッド化

タコツボ積み上げ型組織としての病院は、縦割り組織で、全体最適よりも部分最適を目指しがちで、専門性という岩盤を軸にして経営、運営されることとなる。おおまかにいうと、7つの特徴がある。以下の7項目のうち、4つ以上あてはまれば、タコツボ...
コラボレーション科学

タコツボ積み上げ型組織の病院

<積みあがったタコツボ> 最近、外部から依頼される講演のテーマでは、多職種連携、チーム医療、コラボレーションに関わるものが増えてきた。 なぜだろう? 科研費で、多職種連携、チーム医療、コラボレーションに関する論文や本を少...
ウェルビーイング/イノベーション

イノベーション創発はコラボレーションの進化レベルで決まる

出所:拙著「多職種連携とシステム科学」. 2020. p36 一言、チームといってもいろいろな種類がある。また、たんにチームを作るのではなく目的に応じて、チームをデザインするときのコツがある。企業、医療機関、大学の中でチームを創ると...
コラボレーション科学

サイエンス・コミュニケーション

<オチャメなお茶ビール> 秋は講演の季節だ。静岡駅のすぐ南側にある静岡県看護協会で講演をしてきた。前の晩には、静岡おでんをつまみながら、ご当地ビールの「お茶ビール」を堪能した。ビールのにが味の向こう側に、そこはかとなく緑茶の味わいが...
システム思考

「本」と”book”は同じか、いや違う

"Health Informatics: Translating Information into Innovation"という書物の出版までなんとか漕ぎつけた。日本、カナダ、フランスなどの26名の研究者、実践者の協力を得て、Sp...
ウェルビーイング/イノベーション

新著「多職種連携とシステム科学」上梓

(表紙) 科研費はありがたい。科研費研究で研究チームを創って、いろいろ仲間とわいわい・がやがやとコラボして、いくつかの病院と共同研究をして、データを集め、ガシャンと分析して、役割分担をしてシコシコと論文を書き、そして、論文がある程度...
ウェルビーイング/イノベーション

ZOOM授業の利害得失

このところ、コロナ禍のため、授業、講演、学会の研究会もすべてZOOMでやっている。いや、やらざるを得なくなっている。3月には、えっ、ZOOMってなに?というくらい無知だったのが、大学のサポートやコミュニティなどいろいろなリソースを...
コラボレーション科学

ソフトシステム方法論の思考と実践

木嶋恭一先生から寄贈本をいただいた。チェックランドの「Systems Thinking, Systems Practice」の翻訳が復刊本だ。35年前の1985年の翻訳メンバーによる堂々の復刊。いくつかの訳語が修正され、原著で増補...
ウェルビーイング/イノベーション

新著SpringerNature医療情報学:情報をイノベーションに転換する

→英語サイト この8月にSpringerNatureから出版される医療情報学の新著。 Springer東京オフィス、シンガポールのSpringerNature、カナダ、ブラッセル、日本に散らばる各章担当の研究者とコラボレーシ...
システム思考

新著・チーム医療と多職種連携のシステム科学の再稿ゲラ

昨年12月から執筆してきた本の原稿の再稿ゲラをチェックしている。ゲラはアナログの極致で、赤のボールペンで手書きで加筆修正を書き入れてゆく。デジタル化が急激に、幅広く浸潤している出版界隈だが、編集者と著者の間の、最終段階の作業は、ゲ...
コラボレーション科学

坂東太郎を越えて茨城県立医療大学へ

茨城県立医療大学の全学FD会で多職種連携の話をしてくれ、という依頼があったので、1月の末に滔々と流れる坂東太郎(利根川)を越えて、たおやかな筑波山の山稜を愛でつつ、当地まで小さな旅を楽しんできた。去年、一回授業をしたので、茨城県立...
システム思考

COVID19の地域感染に備えて医療機関がただちに準備すべきこと

以下は、Johns Hopkins Universityの Eric Toner, MD, and Richard Waldhorn, MD がFebruary 27, 2020 の時点で公開した重要文書を訳出したものです。 COVID-...
システム思考

健康医療情報学の英語本

昨年、学術出版社のSpringer Natureから依頼されて書き進めてきた原稿が佳境にはいりつつある。2つのユニークな視点から描いて書いている。 ひとつめは、情報という視点。ヘルスケアのイノベーションを情報という視点から大...
システム思考

新型コロナウイルス(COVID-19)リスクと同調圧力の先読み

新型コロナウイルス(COVID-19)の市中感染が、つぎのフェーズへ移行しつつある。因果関係を追って感染ルートを明確に把握できるフェーズではなく、不特定多数の持続的市中感染 (community acquired infectio...
ウェルビーイング/イノベーション

手帳を捨て去った生活、11年目

<かつては、重度の手帳人間だった> 10年以上前は、絶えず手帳を持って生活していた。仕事はもちろんのこと、なんとアウトドアで使うリュックや自転車のフロントバックにも携行していた。スケジュール、連絡先、アイディアのメモ、すべてが手帳ベ...
システム思考

2019北海道自転車キャンプ・ツーリング装備

<羊蹄山の麓、京極のキャンプ場にて> 2019年の自転車キャンピング装備の記録。 毎年夏の北海道自転車ツーリングでは、アウトドアサバイバルツールを一式積んで野宿生活。ツーリング自転車という自転車の車種には、生活を積んで移動...
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