研究者情報という果てしない大海

今までどのくらいの書物、査読付き論文、論文、記事を書き、授業、講演、有識者会議、各種委員、共同研究、アウトリーチをこなしてきたのか?これらを仮に研究者の「業績」というのならば、その業績を正確に、もれなく、事実を事実として公開しかつ更新するのもの研究者個人の責任だろう。

ということでリサーチマップ<松下博宣>を更新してみた。このサービスは国立研究開発法人科学技術振興機構が提供しているものだ。ただし、過去行ってきたすべての講演やアウトリーチ活動をカバーするには程遠いのだが(汗)。

これらを絶えず更新してアップデートして公開するというのもこのページの役割みたいなものだ。ところが、最近になってリサーチマップを更新してみて改めて感じたものがある。

・学会発表など学術系のデータベースは紙媒体が発表されると、デジタル化されてウェブに公開される。

・自分の記憶だけに頼って更新していると、記録漏れが出る。

・発表してきた書物や論文は外部のデータベースからワンクリックでリサーチマップに流し込むことができる。ジャーナルの巻・号やISBNといった煩雑な記載の手間が省けること大変便利だ。

・研究キーワードをいれておくと、この分野の著名人、友人、知り合いがズラズラ出てきて面白い。

もっともリサーチマップの便利な点はこちらに説明がある

<以下引用>

researchmapのIDを持つ研究者は、そこに自分の研究ホームページを公開することができます。これを研究者の「マイポータル」とよびます。「マイポータル」には履歴書(Curriculum Vitae)のテンプレートが備えられており、経歴・研究分野・研究キーワード・論文リスト・講演リストなどを発信することができます。

ただし、数十、数百に及ぶ項目を手入力する必要はありません。なぜなら、公開されている各種研究データベースとresearchmapは連携しており、研究者名と所属機関名から論文や著書、研究キーワードや分野などの情報をCV(履歴書)に自動的にフィードするからです。数クリックするだけで、研究者ホームページの7割以上を自動構築してくれるのです。

researchmapで研究成果を管理すれば、科学研究費など各種補助金の書類や評価データの提出のフォーマットづくりも簡単です。研究者履歴の各項目にはアクセスレベルを設定することができるので、研究者は研究成果の中から、広く一般に公開するもの、研究者仲間にだけ公開するもの、非公開とするものを自分の意思で自由に選別することができます。

researchmapのCV(履歴書)データは、ウィジェットとして切り出し、所属機関の公式ウェブページ上に簡単に「貼り付ける」ことができます。「HTMLが書けないから・・・」という理由で公式ウェブページに取り組めなかった研究者や、研究成果公開用ホームページの構築に迫られている部局にとっても朗報となることでしょう。

<以上引用>

 

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