ケア/ウェルビーイング

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即身仏ミイラ信仰

湯殿山奥の院に参拝した。古来、奥の院には「聞くことなかれ、言うことなかれ」の教えがあるため、奥の院のことはあまり書かない。しかしながら、神道や仏教が勢力争いをして現在のような姿になっても、奥の院には拝殿すらなく湯の流れる赤っぽい自...
ケア/ウェルビーイング

バウンダリ(境界)のオモテとウラの価値システム

玉川寺 3月には紀伊半島から奈良方面をドサ回りしてあたりの神社を参拝しつついろいろと見てまわった。古代、日本の中心地だった畿内の視点から見れば、月山以北は辺境の辺境、化外の化外といったところか。三輪山そのものが神なのだが、麓の大神神...
ケア/ウェルビーイング

羽黒三山の死と生のコスモロジー・システム

月山中腹から弥陀ヶ原を遠望する 羽黒山側からの「三関三渡」という見方では、羽黒山(現生)、月山(過去)、湯殿山(未来)が表象されているという。湯殿山側では、真言密教の世界観に基づき、出羽三山について「三山三宿」とよび、羽黒山は胎蔵界...
ケア/ウェルビーイング

羽黒山の神仏習合(神仏混淆)システム

出羽三山神社 大進坊の風呂と美味しい食事で、昨日の月山登拝の疲れもとれ、今日は羽黒山の登拝だ。参拝しながら、いろいろ調べて考えてみた。 羽黒修験は伝統的には神仏習合の実行形式をとる。仏や菩薩(本地)が衆生を救うために、神という...
ケア/ウェルビーイング

出羽三山の死生観あるいはウェルビーイング観

月山本宮 数年前、徒然なるままに、というか近在の神社に関する好奇心にひたすら誘われて、時平神社と天満宮の呪術的な位置関係を重点的に歩いて調べて論文にしたことがあった。そのとき自転車に乗って訪れたいくつかの八千代市に点在する時平神社に...
よもやま話、雑談

古い友人たちと立て続けに邂逅

中学校の修学旅行いらい初めて訪れた西芳寺(苔寺) 広島での学会はかれこれ15年くらい付き合いのある気心が知れた共同研究者といっしょだった。彼はアメリカの大学で医療リスクマネジメントの研究を積んだのち、別の大学で教鞭をとっていて、帰国...
ケア/ウェルビーイング

厳島神社の対岸で講演&パネル

日本赤十字広島看護大学で開催された第25回日本赤十字看護学会学術集会で、「多職種連携の本質 協調的リーダーシップとウェルビーイング(自己組織性)」について招待講演とパネルディスカッションを行ってきた。 ここ数年の研究成果が学...
ウェルビーイング/イノベーション

多職種連携の本質やいかに?!

来週広島に飛んで行って看護系の学会で講演をする。この学会をオーガナイズしている知り合いの教授から「多職種連携の本質」について話してくれと頼まれ、宮島観光という甘い誘惑もあり、数か月前に安請け合いしてしまったのだ。とはいえ、よくよく...
ウェルビーイング/イノベーション

ウェルビーイング(健康・幸福でより良い状態)≒バッドビーイング(悪しき存在)

ある雑誌から依頼があり、ウェルビーイングについて原稿を書いている。原稿のメモがわりに書いておく。 大気汚染物質(特に微小粒子状物質PM2.5やオゾン)は喘息の発症や悪化を引き起こす。空気中の汚染物質もCOPD (慢性閉塞性肺...
ケア/ウェルビーイング

古代・現代日本、呪術としてのヘルスケア

薬師寺金堂 神社においては、薬、酒は人が神に祈り、変性意識を得たり健康を増進するための聖なるモノだった。あまり大きな声では言えないが、今でも大麻を栽培して神事に用いている伊勢神宮をはじめ、大神神社、石上神宮、薬師寺、法隆寺、熊野那智...
ウェルビーイング/イノベーション

このところ「ウェルビーイング」が増殖中

カナダからキャロル・オーチャード博士を読んで開いた国際会議にて ・・・と勢いの良いタイトルだが、なにも松下の幸福度が上がりつつあるということではなく、ウェルビーイング(心身の健康、幸福、人間的な豊かさ・・・)に関する講義、講...
ウェルビーイング/イノベーション

ポジティブ感情交流の場づくりがウェルビーイングを高める

このところ、講演会やワークショップで、ウェルビーイングをテーマにして場を創る機会が増えている。時勢でもあり時代の流れなのだろう。ウェルビーイングとは、健康と幸福を中心とした人間的な豊かさそのものだ。もちろん、人間的な豊かさの求め方...
アントレプレナーシップ

久慈の北三陸海岸

八甲田山界隈の高原と酸ヶ湯を楽しんでから一路、進路を394号線に沿って東の方向にとり七戸へ。三沢、奥入瀬、陸奥、そして八戸へ。 このあたりは、未知の土地だ。しかるに、東京農工大大学院技術経営研究科(MOT)時代の教え子(とい...
よもやま話、雑談

猪苗代湖の松濤

猪苗代湖秋山浜キャンプ場 今年の夏は学生を連れてカナダには行かず、クルマに自転車、キャンプ道具を積んで東北地方を走ってきた。コロナ禍前は連続17年に渡って毎年夏は北海道に行っていたので、東北地方への探訪が手薄になっていた。また、清里...
ケア/ウェルビーイング

オオムラサキの飛来

オオムラサキ 八ヶ岳の南山麓に住んでいる知人の庭先には、夏になるとよくオオムラサキが飛来するそうだ。 空飛ぶ妖精が、八ヶ岳山麓の風に舞い、透き通るような青い軌跡を引いて、庭先に飛来するとは、日常のなかの奇跡ではないか。 ...
ケア/ウェルビーイング

ハッピーな人はチームに協力する

医療従事者のwell-being(幸福感)が低下すると、ストレスや仕事の満足度が低下し、患者の安全性、患者満足度、コスト抑制にも悪影響をあたえる(Benzo et al., 2017)。 職場環境は、看護師が抱く主観的な幸福度はQ...
ケア/ウェルビーイング

標高1300mの日々

<川俣川東沢渓谷に架かる赤い橋と赤岳> 学生を引率してカナダ・オンタリオ州に短期留学(2単位分の授業である)として滞在するのがここ数年の慣例だ。しかし、今年はコロナ禍のためカナダ滞在は残念ながらお流れ。その代わり、平地の猛暑を避けつ...
ウェルビーイング/イノベーション

新著「多職種連携とシステム科学」上梓

(表紙) 科研費はありがたい。科研費研究で研究チームを創って、いろいろ仲間とわいわい・がやがやとコラボして、いくつかの病院と共同研究をして、データを集め、ガシャンと分析して、役割分担をしてシコシコと論文を書き、そして、論文がある程度...
ケア/ウェルビーイング

健康増進あるいは美容皮膚科医とのダイアローグ

昨夜は美容皮膚科医の田中優子女史と健康をメインテーマとして貴重な座談。美容皮膚科医と意見を効果するのは初めての経験なので、とってもためになった。アイディアの異種混交はイノベーションの契機だ。 さて自分が専門とする医療・健康管理学は主と...
ケア/ウェルビーイング

ケアの本質:生きることの意味 ミルトン・メイヤロフ

  ケアってなんだろ?ケアの原点は?生きるってどういうこと? こんな疑問や反省がときおり首をもたげるたびに、ページを繰ってきた、この本。 年末年始の喧騒や乱痴気騒ぎも過ぎ去り、雪が降り積もるような日にはシンミリとこんなこともつらつ...
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