スピリチュアリティ&宗教

システム思考

ひまわり

岩手県の煙山の西麓の矢巾町で偶然、遭遇したひまわり。太陽の方向に一斉に花をむける向日葵畑を、昼間太陽を背にしてしばし眺める。 「花はなぜ美しいか。ひとすじの気持ちで咲いているからだ」詩人の八木重吉は、こう書いている。 ...
ものつくり

縄文のモノツクリに息づく「あそび&こだわり」=イノベーションの源泉

縄文時代の協働、協力は、どのような姿だったのだろうか?好奇心にまかせて、いま、こんなことをつらつらと調べている。調べたことを、ある雑誌に頼まれた連載記事に寄稿し、講演でもよく言及している。多職種連携や、人と人とが協力して、なにかを...
スピリチュアリティ&宗教

カナダ・オンタリオ紀行(4)国歌O CanadaとLGBTQIA

Canadaという単語が今のカナダ連邦を意味するようになり、「O Canada」は、1980年に「国歌」として法制化されたとう経緯がある。案外、新しいのだ。 この国家の歌詞にはTrue patriot love in all...
よもやま話、雑談

唯識所変のIndra’s Net

いいものを書けば読者の気持ちに響くものだ。読む方からすれば、いい本を読めばタメになる。響けば、明日からの行動も変わるかもしれない。「書く」と「読む」・・・これらの行為を通して、著者ー読者という二項的な図式を通り越して、読者は著者を...
スピリチュアリティ&宗教

ポール・ラッシュ博士曰く「最善を尽くして一流たるべし」

<赤い三角屋根は1957年の再建時のもの> 清泉寮といえば、アイスクリームなどスイーツ系で有名な観光地のイメージが独り歩きしているようだ。そんな表層的で通俗的なイメージとは裏腹に、本来の清泉寮は純然たる宗教、鍛錬、農村教育、福祉サー...
スピリチュアリティ&宗教

八ヶ岳は空高く

<東沢の赤い橋と権現、赤岳> 東沢大橋は 川俣川東沢渓谷地獄谷にかかっている。長さ90メートル、高さ48.9メートルの赤いアーチ橋。近所では「赤い橋」と呼ばれている。 秋の紅葉シーズンには、橋の赤と空の青と紅葉が見事なな色彩を...
イノベーション

「輪廻転生:<私>をつなぐ生まれかわりの物語」

読書の秋にふさわしい一冊の本が友人から届いた。 まれびと・奇(貴?)人の竹蔵史人氏が最近出版した「輪廻転生:<私>をつなぐ生まれかわりの物語」という力作だ。9月20日発行となっているので、今日はそれより4日ほど前になる。 できたてほ...
スピリチュアリティ&宗教

ドキュメント断食道場

昭和62年(1987年)の発刊なので、絶版して久しい本だ。近年の断食本は、健康、病気予防、デトックス、減量、ダイエットといった点を中心にかかれることが主流。27年まえに書かれたこの本は、最近はほとんどお目にかからない、修行や修養とい...
スピリチュアリティ&宗教

マインドフルな心経(Heart Sutra)の英語訳

  マインドフル仏教の一つの大きな核になりつつあるベトナム人モンク、Thich Nhat Hanh師(サイクリストでもある。自転車はまさに如意輪=wish fulfilling wheelなんですね)による般若心経の英語訳。 Enga...
アメリカ

第17講:若い世代が追い求める、「勤勉」と「幸福」の間にあるもの

 先月、「Everyone a Changemaker―世界を変える社会イノベーション―」というシンポジウムが開催された。趣旨は題名の通り、各自が“チェンジメーカー”になって、 それぞれのできる範囲で社会を良い方向に変えていこうというものだ...
アントレプレナーシップ

第16講:大丈夫か?日本資本主義の未来(勤勉のゆくえ)

 「日本人は勤勉さを失いつつあるのかもしれない。勤勉さを礎とした、高度成長時代からの社会制度は、このままでは立ち行かなくなる」と多くの人が考えているようだ。そこで今回は、「勤勉」の現状と未来を見立てることによって、日本資本主義の今後の姿を占...
スピリチュアリティ&宗教

第15講:どうした? 勤勉の倫理と日本的資本主義の精神

 社会主義に勝利したかのように見えた資本主義だが、このところ資本主義に吹きつける風は冷たい。アメリカ発の強 欲・金融資本主義の崩落現象後の悪あがきに怒るマイケル・ムーア監督は、舌鋒鋭くキャピタリズムをこきおろす。さて、日本の資本主義はどうな...
アメリカ

第13講:中国人と仲良くする方法(チャイナ的人間関係への棲み込み)

 様々な矛盾を抱える中国だが、今後中国市場は日本企業を含め外資系企業にとって何としても食い込みたい金城湯池だ ろう。中国ビジネス成功の秘訣は「人間関係」だが、日本語でいう「人間関係」と決定的に異なる「チャイナ的人間関係」の機微を知らなければ...
アメリカ

第11講:キリスト教国家アメリカ中枢の黙示録的思考

 多元・多層・多神的な日本の宗教的心象からは、一神教世界で起こっている社会的現象がなかなか理解できない。もちろん宗教のみがすべての社会現象の説明 関数ではない。だが重要な要因であることに間違いない。そこで今回はアメリカという国の宗教的側面の...
イノベーション

第9講:イスラームの葛藤

 「9.11」の一件、米国によるアルカイーダ討伐、イラク戦争、そして昨今のイランの反政府運動、新疆ウイグル自治区での混乱状況など、最近はイスラー ム(イスラム教)がよく話題に上る。国際情勢を読むとき、イスラームに関する知識は必須だ。しかし、...
イノベーション

第8講:一神教における愛と平和と皆殺し

 多くのキリスト教の牧師や神父はパウロの「ローマ人への手紙」や創世記の有名な部分を熱心に解説する。しかし、彼らがあまり積極的に言及したがらないテ キストがある。それは旧約聖書の「ヨシュア記」である。ヨシュア記は、創世記、出エジプト記、レビ記...
イノベーション

第7講:ユダヤの深謀遠慮と旧約聖書

 「なぜユダヤ人は○○なのか?」――。この問いは、歴史上おびただしい数の言説を生み出してきた。また、ユダヤ・キリスト教の伝統が希薄な日本にも、ユダヤ商法や奇怪な陰謀論の類の本が多数出ていることは不思議である。  今回は「なぜユダヤ人はイン...
イノベーション

第6講:語られ得ぬ法華経の来歴

 「法華経」は、だれによって、なぜ、どのようにして書かれたのか。「諜報謀略論」の視点からこの問いに答える試みは本邦初と思う。諜報謀略論は新たな発 見や異質な発想をもたらし、奇想天外、意外なことがらを浮き彫りにする。そこから、人の心を揺さぶる...
イノベーション

第5講:仏教に埋め込まれたインテリジェンスの連鎖

 前回、仏教に縁のある厩戸皇子(聖徳太子)と秦氏について語ったので、このあたりで世界3大宗教の一角を占める仏教を諜報謀略論の俎上にのせる。抹香臭 い話はさておき、仏教の歴史に埋め込まれたインテリジェンスを解きほぐしていきたい。近現代の社会に...
イノベーション

第4講:古代日本の知恵袋、渡来氏族「秦氏」の摩訶不思議

 前回に続き、厩戸皇子(聖徳太子)の時代までさかのぼって、歴史をひもときつつ、そこから様々なインテリジェンス活動、すなわち、「個人、企業、国家の 方針、意思決定、将来に影響を及ぼす多様なデータ、情報、知識を収集、分析、管理し、活用する」活動...
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