スピリチュアリティ&宗教

ものつくり

大和三山登拝と古代飛鳥のテクノロジーマネジメント

書こう、書こうと思いつつ、いろいろ忙しいので後回しになっていた。春先に、弾丸が飛ぶがごとく大和三山を登って飛鳥を散策した話だ。 大和三山の標高は、畝傍山が199.2m、耳成山が139.7m、香具山が152.4mの低い低山だ。...
よもやま話、雑談

大和、飛鳥への旅

3/26~3/31まで四駆にアウトドア道具を積み込んで奈良を往復した。新しい大学院にキャリアシフトすることもあり、節目のチェンジ・オブ・エア≒気分転換の旅である。 旅はいい。 一人旅は、なおいい。 旅によって、新...
よもやま話、雑談

岡山から京都東山南禅寺へ講演旅行

岡山で招待された全国国立病院看護部長協議会での講演&ワークショップを終えてから、タクシーと新幹線を乗り継いで、そそくさと京都へ移動。毎度のことながら、アウトリーチ講演だけで往復するのは、あまりにももったいない。帰りがけに京都に泊ま...
アメリカ

Scientific Meditationあるいは科学的瞑想で一隅を照らす?

このところ、各地の看護協会や病院で瞑想ワークショップを提供することが増えた。アカデミックな根拠に立脚する技術(アート)を医療の現場やそれをたばねる医療系の職能団体にたいしてアウトリーチする活動だ。 東京都立墨東病院で、多職種...
ケア/ウェルビーイング

神戸から京都、小さな講演旅行:曼殊院門跡

講演だけで関東と関西を往復するだけではいかにも芸がない。神戸で講演をひとつこなしてから、そそくさと新幹線、地下鉄烏丸線、阪急京都線を乗り継いで京都河原町へ移動。根っからの旅好きにとっては、「講演」というアウトリーチ活動に要領よく「...
ケア/ウェルビーイング

即身仏ミイラ信仰

湯殿山奥の院に参拝した。古来、奥の院には「聞くことなかれ、言うことなかれ」の教えがあるため、奥の院のことはあまり書かない。しかしながら、神道や仏教が勢力争いをして現在のような姿になっても、奥の院には拝殿すらなく湯の流れる赤っぽい自...
ケア/ウェルビーイング

バウンダリ(境界)のオモテとウラの価値システム

玉川寺 3月には紀伊半島から奈良方面をドサ回りしてあたりの神社を参拝しつついろいろと見てまわった。古代、日本の中心地だった畿内の視点から見れば、月山以北は辺境の辺境、化外の化外といったところか。三輪山そのものが神なのだが、麓の大神神...
ケア/ウェルビーイング

羽黒三山の死と生のコスモロジー・システム

月山中腹から弥陀ヶ原を遠望する 羽黒山側からの「三関三渡」という見方では、羽黒山(現生)、月山(過去)、湯殿山(未来)が表象されているという。湯殿山側では、真言密教の世界観に基づき、出羽三山について「三山三宿」とよび、羽黒山は胎蔵界...
ケア/ウェルビーイング

羽黒山の神仏習合(神仏混淆)システム

出羽三山神社 大進坊の風呂と美味しい食事で、昨日の月山登拝の疲れもとれ、今日は羽黒山の登拝だ。参拝しながら、いろいろ調べて考えてみた。 羽黒修験は伝統的には神仏習合の実行形式をとる。仏や菩薩(本地)が衆生を救うために、神という...
ケア/ウェルビーイング

出羽三山の死生観あるいはウェルビーイング観

月山本宮 数年前、徒然なるままに、というか近在の神社に関する好奇心にひたすら誘われて、時平神社と天満宮の呪術的な位置関係を重点的に歩いて調べて論文にしたことがあった。そのとき自転車に乗って訪れたいくつかの八千代市に点在する時平神社に...
ケア/ウェルビーイング

古代・現代日本、呪術としてのヘルスケア

薬師寺金堂 神社においては、薬、酒は人が神に祈り、変性意識を得たり健康を増進するための聖なるモノだった。あまり大きな声では言えないが、今でも大麻を栽培して神事に用いている伊勢神宮をはじめ、大神神社、石上神宮、薬師寺、法隆寺、熊野那智...
コラボレーション科学

朝護孫寺と厩戸の王

朝護孫寺の仏塔 昨夜は三輪山登拝の後、あの阿修羅に対面するために興福寺、そして薬師寺とまわってから奈良に住んでいる旧友と会ったりした後、信貴山の麓にある「音の花温泉」という味わい深くもあり庶民的な雰囲気の温泉でひと風呂浴びて...
システム思考

ああ大和にしあらましかば、大神神社と三輪山登拝

大神神社 紀伊半島を一周して伊勢、那智から潮岬を経て、すさみ、白浜、印南、和歌山、それから紀の川沿いに遡行して、橋本、五条を経て、遥々やってきました大和~!。薄田泣菫の詩「ああ大和にしあらましかば」ではないが、ここ数年、大和を放浪し...
システム思考

鎮守の森の先に潮岬があった?!

潮岬あたりの森は照葉樹、突端の岩場には釣り人が 潮岬灯台から波御崎神社の手前を左に曲って5分ほどやせ尾根を歩くと、鯨山見(くじらやまみ)という突端に着く。鯨山見とは、回遊してくる鯨を見張るための場所だ。滔々と黒潮が流れる潮岬は明るい...
システム思考

熊野那智大社と那智の滝

熊野那智大社 ことは昨年、2023年3月、九州東岸を佐多岬から自転車で延岡まで走った時に立ち寄った日向の美々津にさかのぼる。イワレヒコ(後の神武天皇)が畿内へと入る東征の第一歩を踏み出し日向灘へと船旅を始めたという伝承が残る地、それ...
アグリ・農的あれこれ

伊勢外宮、内宮で垣間見た縄文の痕跡と「歴史認識」

伊良子岬から伊勢志摩を望む 浜松に住んでいた子供時代から行動範囲は近所の子供たちに比べて広いほうで、東の天竜川、西の浜名湖というような範囲だった。大学学部以降、自転車に乗るようになって輪をかけて行動範囲は拡がり、西日本一周や東海道縦...
システム思考

ひまわり

岩手県の煙山の西麓の矢巾町で偶然、遭遇したひまわり。太陽の方向に一斉に花をむける向日葵畑を、昼間太陽を背にしてしばし眺める。 「花はなぜ美しいか。ひとすじの気持ちで咲いているからだ」詩人の八木重吉は、こう書いている。 ...
ものつくり

縄文のモノツクリに息づく「あそび&こだわり」=イノベーションの源泉

縄文時代の協働、協力は、どのような姿だったのだろうか?好奇心にまかせて、いま、こんなことをつらつらと調べている。調べたことを、ある雑誌に頼まれた連載記事に寄稿し、講演でもよく言及している。多職種連携や、人と人とが協力して、なにかを...
スピリチュアリティ&宗教

カナダ・オンタリオ紀行(4)国歌O CanadaとLGBTQIA

Canadaという単語が今のカナダ連邦を意味するようになり、「O Canada」は、1980年に「国歌」として法制化されたとう経緯がある。案外、新しいのだ。 この国家の歌詞にはTrue patriot love in all...
よもやま話、雑談

唯識所変のIndra’s Net

いいものを書けば読者の気持ちに響くものだ。読む方からすれば、いい本を読めばタメになる。響けば、明日からの行動も変わるかもしれない。「書く」と「読む」・・・これらの行為を通して、著者ー読者という二項的な図式を通り越して、読者は著者を...
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