人的資源開発

ウェルビーイング/イノベーション

感情とAIがひらく専門性─ポジティブ感情と資本の好循環を育むヘルスケアの実践知

最近の講演会、ワークショップ、授業では、上のようなチャートを用いながらよくこんな話をする。 〇ポジティブ感情がヘルスケア専門職の仕事と人生を育てるポジティブ感情は、単なる気分の浮き沈みではなく、ヘルスケアに携わる専門職の行動...
ウェルビーイング/イノベーション

AI時代の経営学:データドリブンはどこへ向かうのか?

大学院でヘルスケアデータサイエンス概論という授業を受け持っているのだが、今や、データサイエンスはヘルスケアを含めあらゆる学問に影響を与えている。ここでは、データサイエンスによって出力されるデータがどのように経営学を変化させるのかに...
ケア/ウェルビーイング

旅・読書・研究が脳みそに効くワケ

最近、あらためて「旅と読書と研究って、なんか似てるなあ」と思う。どれも「非日常」に身を投げ込む行為だ。しかも、ただ楽しいだけではなくて、どうも脳にいいらしい。なぜか? それは、人間の身体の一部である脳がもつディープラーニング(深層...
ケア/ウェルビーイング

好奇心は自己組織的なニューラルネットワークから生まれる

世の中の機能組織は、PDCAなど、目的系や目標系で運営され経営される。組織と関わり合って生きる人も、必然的に目的、目標志向にならざるを得ない。 ただし、外部からの過剰な目的や目標が、外発的に強く作用するあまり、人間本来の内発...
ウェルビーイング/イノベーション

多職種連携組織学習/開発は未活用資源を開拓しウェルビーイングを高める

多職種連携による組織開発は、医療現場に眠る“未活用資源”を掘り起こし、実際の成果につなげる戦略的アプローチだ。 一見、抽象的に聞こえるかもしれないが、これは実際の医療機関で実証された事実に基づくものである。たとえば、顧問を務...
ウェルビーイング/イノベーション

招待講演600回オーバー

請われて通常より2年ほど余分に教授として勤務した大学を定年退職する。実に清々しい気分だ。4月からは都内のヘルスケアマネジメント大学院で特任教授として教鞭を執る。 さて、経営学、医療管理学、ヘルスケアシステム科学の中でも、組織...
ウェルビーイング/イノベーション

Innovative Collaboration in Healthcare (Translational Systems Sciences, 33)

科研費で国際共同研究をやっているときのことだ。共同研究者のウェスタン大学のキャロル・オーチャードとZoomで雑談しながら、これらからのコラボレーションは、人間と人間とのコラボレーションもさることながら、人間と人工知能によって駆動さ...
よもやま話、雑談

高田馬場栄通りへ回帰?!

高田馬場の栄通りで会社を経営したいた頃の幹部諸氏があつまって忘年会。面白くもなんともない義理に縛られ形式ばった忘年会など軽くパスするのだが、実質が伴う旧知の仲間との忘年会は万難を排して足を運ぶ。 会社(カンパニー)はM&Aス...
アメリカ

Scientific Meditationあるいは科学的瞑想で一隅を照らす?

このところ、各地の看護協会や病院で瞑想ワークショップを提供することが増えた。アカデミックな根拠に立脚する技術(アート)を医療の現場やそれをたばねる医療系の職能団体にたいしてアウトリーチする活動だ。 東京都立墨東病院で、多職種...
ケア/ウェルビーイング

勤労感謝の日に懲りずに勤労講演

勤労感謝の日。勤労に感謝しつつ、たっぷり休養を取りポジティブなエネルギーをチャージして労働力を提供する準備をする日、それが勤労感謝の日だそうな。 ところが、今日は休日どろこではなくZoomで講演に駆り出された。いやはや。休日...
ウェルビーイング/イノベーション

ヘルスケア経営学の試論

システム科学、制度派経済学、新制度派経済学、イノベーション理論の知見を援用して、筆者のオリジナルセオリーとしてヘルスケア経営学を試しに構想してみる。医療管理学や看護管理学と異なることは、それらがタテ割の医療や看護のみを対象...
ウェルビーイング/イノベーション

人財獲得・開発の競争激化とウェルビーイング文化

ウェルビーイング増進を本気でやっているUniversity Hospitals Cleveland Medical Center 日本の労働人口がやせ細るように減少する中で、成長する会社や病院が優秀な人材を採用することがますます難し...
ウェルビーイング/イノベーション

多職種連携の本質やいかに?!

来週広島に飛んで行って看護系の学会で講演をする。この学会をオーガナイズしている知り合いの教授から「多職種連携の本質」について話してくれと頼まれ、宮島観光という甘い誘惑もあり、数か月前に安請け合いしてしまったのだ。とはいえ、よくよく...
ウェルビーイング/イノベーション

ウェルビーイング(健康・幸福でより良い状態)≒バッドビーイング(悪しき存在)

ある雑誌から依頼があり、ウェルビーイングについて原稿を書いている。原稿のメモがわりに書いておく。 大気汚染物質(特に微小粒子状物質PM2.5やオゾン)は喘息の発症や悪化を引き起こす。空気中の汚染物質もCOPD (慢性閉塞性肺...
コラボレーション科学

多職種連携(チーム医療)X TQC X データサイエンス

診療報酬制度の中でチーム医療や多職種連携は、次々と点数が加点されている。ところが、多くの医療機関では多職種の頭数を揃え、定例的な会議を行うといった形式の整備だけで終わってしまっているケースがほとんどだ。 それでいいのだろうか...
コラボレーション科学

チームワークの本質は自己組織性とコラボレーティブ・リーダーシップ

システム科学でいう自己組織性(self-organization)は、組織が外部からの指示や制御によらず、自らの意思に基づいて自律的に行動し自己変化する能力のこと。自己組織性は、動的な組織ガバナンス、草の根イニシアティブの形成、お...
ものつくり

第4次産業革命:スキルのビッグシフト

トップティアのアメリカの大学、大学院はビジネススクールとSTEM(Science、Technology、Engineering、Mathematics)を融合させている。それによって、アメリカで目下巻き起こっている産業革命にフィッ...
コラボレーション科学

令和6(2024)年謹賀新年

明けましておめでとうございます。正月早々、能登半島の地震や羽田の航空機事故でぶっそうなことが続いているが、動乱が予見される世間の動向をにらみながらも、今年はアウトドアやアカデミックな目標に向けて歩み(走り)を進めたいものだ。 ...
コラボレーション科学

自営型人材&起業家精神カテゴリー

浜松から帰ってきたその晩、ベンチャー企業を経営していた頃の仲の良い4人仲間(我社を卒後、3人は大学教授、1人は中小企業診断士として活躍中)が都内某所に集まってわっと忘年会をやった。共通の話題は人材開発、組織開発、ウェルビーイングな...
コラボレーション科学

「夫子の道は忠恕のみ」のシステム科学

論語(里仁第四)に曰く、夫子の道は忠恕のみと(里仁第四15)。 いはやはこの処世訓、人口に膾炙して久しいどころか、時代を越えて論語の一大中心命題を占めている。「忠」とは心の真ん中を貫くまごろころや意識の底にあるもの、あるいは...
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