
とある病院と連携して、地域多職種連携のエコシステムづくりをやっている。もはやTotal Quality Managementそしてヘルスケア・マネジメントは病院内に閉じるのではなく、地域の面そして立体構造に拡げていかねばならない。
で、どうする?
世の中、ビッグデータ、AI革命が進行中だ。2次データ、3次データ、・・・はビッグデータ、AIの独壇場で、2・3・・・次データしか扱わない社会科学系の研究者には居場所はなくなるだろうね。だから、現場に密着してリアル・ワールド・データ(RWD)、つまり雫がしたたり落ちる鮮度と解像度が高い1次データをゲットすることがますます大切になる。
RWDには、臨床現場で日々汗を流す多様な専門職を対象にして、質問票からゲットする定量的なデータ、わいわい・がやがや盛り上がるワークショップのグループワークで生成される定性的なデータ、そして、それらを統合する混合データがある。
地域連携の質を高めるには、情報の効率化(System)だけでは不十分であり、専門職の心理的資本(HERO)と生成的な対話(Dialogue)が不可欠である。これら「ハード」と「ソフト」が噛み合った時に初めて、持続可能なウェルビーイングと質の高いケアが実現する。これを定量データで示して、定量論文にする。
多職種の専門職は、現状の連携システムのどのような点に「意味の断絶」を感じ、どのような「関係性の質」を理想として求めているのか?システムの不備が「対話」を阻害している現状を指摘し、DXは「事務作業の削減」のためだけでなく、「対話の時間を取り戻す」ために必要である。これを定性データで示して、定性的な内容を扱う論文にする。
「情報の標準化(システム)」は直接的にウェルビーイングを高めるのか、それとも「対話の質」を向上させることを通じて間接的に寄与するのか?情報インフラ(ハード)は、対話(ソフト)を機能させるための前提条件であり、両者は相互補完的に機能する「車の両輪」だろうね。
まず定量論文で、システムと対話の重要性を数字で証明し、学術的な「骨組み」を作る。 次に定性論文で、現場の生々しい声(痛みと願い)によって「肉付け」する。 最後に混合研究論文で、両者を統合し、「システムと人間性」がいかに現場でせめぎ合い、補完し合っているかという洞察を吹き込む。
こんな感じでやれば楽しくなりそうだ。

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